一樹
2020-04-04
[ 作品名 ]
『オリンピック』
[ 花材 ]
- グロリオサ(赤・黄)
- アスパラペラ(緑)
- 自作の花器・水(青)
- 石火柳(黒染め)
*苗字に『柳』がついているため、柳を使うようにしています
<作品の想い>
華展のテーマである『花のオリンピック』について、
私自身のオリンピックに対する思い出などから、オリンピックに参加するのはは選手達だけではなく、大会を盛り上げるのはスタッフや観客みんなが揃うことで成り立つと考えました。
そこで、みんなで大会に参加し盛り上げようとのメッセージを込め、作品に五輪のマークの5色(青・黄・黒・緑・赤)を使いました。
オリンピックで躍動する選手をグロリオサ。
大会を力強く支えるスタッフを石火柳。
応援・観戦することで大会を盛り上げる人々にアスパラを使い。
オリンピックを表現しました。5色を探してみてください。
<オリンピックの想い>
私のオリンピックに対する思い出で一番最初に思い出すことは、ソウルオリンピックの陸上100m男子決勝です。
そのときの私は中学生で陸上部でした。100mの決勝では、10秒を切る、9秒台の走りをリアルタイムで見られるかもしれないと、ワクワクしたのを覚えています。それから、オリンピックで毎回誕生する、ヒーロー&ヒロインに注目するようになりました。
新型コロナウイルスの感染拡大により東京オリンピックは開催延期となってしまいましたが、東京オリンピックでも新しいヒーロー&ヒロインが誕生すると思い、楽しみです。
また埼玉県では、4種目(サッカー、バスケットボール、ゴルフ、射的)が開催される予定です。
私は、身近で開催されるオリンピックは一生に一度と思い、都市ボランティアに応募し参加することになっています。またサッカーの観戦チケットにも当選しており、東京オリンピックを体感する予定です。
何とか日本がこの困難を乗り越えて、1年後には無事に開催できることを、願っています。
〈華道との出会い〉
華道を習い3年目になります。
先生とはゴルフをきっかに出逢いました。
時々、気分転換に、プリザーブドフラワーでお世話になっていました。
作品が増えるにつれて、
生花〝なまばな〟を扱いたいと思うようになり、華道教室へ入ることを決めました。
習い始めた頃の私は、仕事と育児・家事をひたすらこなし、趣味は時々行くゴルフくらいでした。
そんな毎日が、自分でも充実していると思っていました。
華道を習うようになり最初に変わってきたことは、「自分の好き」に気が付くようになったことです。
それは物の好きから始まり、好きなことに変わってきいました。
相変わらず忙しい毎日ですが、今では「好き」に囲まれた生活ができています。今思えば、華道を通して、自分を見つめることが出来たのかもと思っています。
自分を見続けるためにも、これからも、華道に精進し続けたいと思っています。
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