一穏
2020-04-04
[ 作品名 ]
「 春から 」
[ 花材 ]
- 白蓮
[ 作品説明 ]
私は今月から美術大学に進学します。
どれだけ知識や技術を得たとしてもいつまでも初めを忘れずに、積極的に学ぼうという決意表明を込めた一作です。花器をガラス製にすることで、透き通る純粋な心を表現しています。一つ一つの花が大きい木蓮には、大学で学べる沢山の事を、一つ一つ実り多いものにしようという意味が含まれています。学びを実らせるためには目標が必要です。自分に芯を立て、
目標に向かって真っ直ぐ進もうという意味を込めて、ハリのあるピンと起立した花を中央に置きました。
目標を達成するには、小さく沢山の努力が大切です。作品の足元には沢山のかすみ草と水底には輝くアクリルを敷き詰めました。
[華道教室で学んで]
心華展に作品を展示させて頂けること、大変嬉しく思います。一遊先生には沢山お世話になりました。
季節ごとに咲く植物の美しさを教えていただきました。
華道と離れたようなプライベートない相談も聞いていただきました。
おかげでとても楽しい学生時代を送ることができました。大学と将来に向けた抱負と一緒に、教室への感謝の気持ちも込めて華展に望みます。