大宮そごう 華展 一遊作品紹介
大宮華道連盟の華展に出展させていただきました。
今回の作品テーマは光闇(モノクロ)
花材はメイン『カイズカイブキ』。
向かって左の『カイズカイブキ』は新芽荒々しい勢いある生命力、強さを感じ、何もかも、飲み込みそうな作品に…上の方にあるピンクの花は『タマリクス』。花言葉が犯罪。これが見るからに綺麗だけど、葉も花も似ていて変わっていた。なんとなく犯罪の匂いを感じる花でした。笑
向かって右の『カイズカイブキ』は古株。優しいトゲトゲしさが取れた葉は、ゆっくり時間を重ねたようにみえました。
『右と左』の2つの作品を活けたかった理由…。
『カイズカイブキ』が使われた理由…。
塀の 『カイズカイブキ』 をバッサリ切っている知らないお家の方にお願いして、木を分けていただきました。
市役所に 「道に出ている木を切ってください」 と言われ切っていたお宅で、主人の方も親切に袋を持って来てくださり、一遊に『カイズカイブキ』を分けていただきました。
ほんとう、この木との出会い・こちらのお宅の方との出会い が無ければ、この作品はできませんでした。ご縁に感謝です。
そして、今回2つの花器に活けたかった理由。私の陶芸の大先生、《陶芸財団会長》の『塚原』先生が今年7月に亡くなり、『塚原』先生から習い作った緑色の織部の花器と、私1人で作った花器を並べ活けたかった。そして、天国へ行かれた『塚原』先生に成長をみせたかったのです。
今年は沢山色々な事が一遊にもあり、出会い、別れ…
そんな事も見る方向で違ってみえる。
それを下に置いた鏡でみせました。
下の鏡を写真と見せ、
鏡を見る方向により、花が見えたり花器が見えたり、影が見えたり…何も見えなかったり…。
人それぞれ、見る方向で気持ちも心も感情も違ってくる。そんな光闇を私は今回作品に取り入れ、皆さまに見ていただきました。
あなたの心にも光と闇が…
どちらの心を持つか…
と一遊も作品を見てくださった方々に問いかけました。
今回実際に見てくださった方、こちらのブログで見てくださった方々に感謝し、今後も一遊流の心華
花で表現できたらと思います。
ご観覧くださり、ありがとうございます。
今後も、よろしくお願いいたします。
ブログ紹介 一遊の今回の華展を見に来てくださった方が書いてくださってます。
はーれーくんの陶芸
http://harleyyume.exblog.jp/24420545/